お倉ヶ浜と金ヶ浜!
今回は日向市のサーフポイントであるお倉ヶ浜と金ヶ浜を紹介します。
● この地に伝わる有名な民話があります。私も小さい頃、良く聞かされました。
昔々、弘法大師空海さまが通りかかり、ハマグリを採っていた二人の娘に
声をかけたことから民話は始まります。
民話では”お金ヶ浜とお倉ヶ浜”と書いてありますが、普通、我々は”お金ヶ浜”とは呼びません。
”金ヶ浜”と呼び捨てにします。
民話と関係があるかどうか分かりませんが、お金ヶ浜では語呂も悪いですよね。
●日豊国定公園の最南端に位置し、岩山の塊りである権現崎には
”海よかげれ 水平線の黑みより 雲よ出で来て 海渡れかし”
と黑の漢字は定かではないが、今でも歌詞を覚えている歌碑がある。
それは坪谷出身(現日向市)の歌人 若山牧水の歌である。その権現崎から始まり、
「幸脇リアス式海岸ー金ヶ浜ー平岩(南日向)ーお倉ヶ浜ー大御神社(伊勢ヶ浜)ー
クルスの海ー日向岬(細島灯台)ー馬ケ背ー細島港(御鉾ヶ浦)」へと続く。
昔の遠足で金ヶ浜に行くとなると岩場で隠れぼしたり波遊びをしたり、
一方お倉ヶ浜へ行くとなると砂浜で船やお城を砂を固めて作り、波に侵食されて
壊されてはまた作り、何回も作り直しては遊んだという記憶が蘇る。
砂遊びをすると夢中でした!
● お倉ヶ浜ビーチは全長約4Kmの綺麗に伸びた海岸線が広がり、
訪れる人を優しく包み込んでくれるような感じで 心が癒されます。
このビーチはオリンピックを招致しようとしただけあって施設も充実しており、
海岸線の美しさがあり、波の種類も多種で初心者から上級者まで楽しめるそうです。
リピーターには日本一のサーフスポットだと感じているサーファーが多いようです。
美々津でもそういう多くのサーファーがゲストハウスやシェアハウスを利用しています。
お倉ヶ浜の駐車場にキャンピングカーを停め、宿泊しながら休日はサーフィンを楽しみ、
平日の昼間は車内で会社とオンラインで結び、仕事をして過ごしているカップルもいます。
一方の金ヶ浜ビーチは全長約1.5Kmほどの岩礁に囲まれたごつごつした海岸線で、
どうにも落ち着きません。
お倉ヶ浜は今にもつるつるしたハマグリが採れそうな穏やかなイメージを受けるのに対し、
金ヶ浜は採れたハマグリが石ころになり、それらが集まって岩になり、岩場になって
人を寄せ付けないような荒々しいイメージを受けます。
今でも意地悪”お金さん”がひそんでいるような怖い感じがします。
それでもサーファーには関係ないようで、「ステアーズ・オブ・ザ・シー」を中心に
左右に広がる海で多くのサーファーが楽しんでいる情景を
いつでも10号線沿いに見ることができます。 以上 (投稿者;小川 修)
ではまた。
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